シーリング・コーキング工事

シーリング・コーキング工事とは?

外壁同士の継ぎ目、窓サッシや玄関サッシと外壁の継ぎ目、窓枠とガラスの継ぎ目…。
シーリング・コーキングは、その継ぎ目に生じる隙間を埋め、建物の防水性や気密性を保持する役割を果たしています。

材料は、コーキング材などペースト状の不定形シーリング材と、合成ゴムを成形してはめ込む定形シーリング材の主に2種類。どちらも、建物の揺れを吸収したり、建物内部への浸水をブロックしています◎

だからこそ、経年劣化による硬化やひび割れの放置は厳禁!
増し打ちや打ち替え工事を行い、元々備わっていた性能を取り戻す事が、建物の延命につながります。

目地材にこんな症状を見つけたらキケンです!

□ ひび割れ・ちぎれ
□ 痩せ
□ 硬化
□ 剥がれ

サイディングのシーリング打ちかえの手順

1.カッターで切り離し
目地材の両面に切りこみを入れ、サイディングとの縁を切り離します。


2.旧目地材を撤去
古くなった目地材を剥がし、小口部にも残らないよう、再度カッターでよく削り落とします。


3.マスキングテープで養生
目地周辺のサイディングが汚れないよう、マスキングテープを貼って養生を行います。
テープによれや浮きがあると、仕上がりが汚くなってしまうため、慎重な作業が必要です。


4.プライマーの塗布
目地材と外壁材の縁切れを防ぐための接着剤役になるのがプライマー。
この工程を省くと、施工後すぐにシーリング材の剥離やひび割れが起こってしまうため、欠かせない工程です。


5.バックアップ材の挿入、又はボンドブレーカーの貼り付け
目地の深さを調節したり、シーリング材を目地底で支えるのがパックアップ材。
ボンドブレーカーは、目地底にシーリング材がひっついてしまうのを防ぐ特殊テープです。
現場の状況に合わせ、最適な工法を選びます。


6.シーリング・コーキング材の充填
専用の用具を使用して、目地にシーリング・コーキング材を充填していきます。
気泡や隙間はNG!充填後はヘラを使用し両側のサイディングに圧着するよう慎重にヘラで抑え込みます。


7.完成
養生用のマスキングテープを剥がして、工事完了です。

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